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.flowconfig [無視]

.flowconfig ファイルの [ignore] セクションは、型チェックでコードの一致が確認されたファイルを無視するようフローに指示します。デフォルトでは、何も無視されません。

留意事項

  1. これらは OCaml 正規表現です。
  2. このような正規表現は絶対パスと一致します。したがって、.* で始まる必要があります。
  3. 無視はインクルードの後に処理されます。ファイルがインクルードされると同時に無視された場合、無視されます。

[ignore] セクションの例を次に示します。

[ignore]
.*/__tests__/.*
.*/src/\(foo\|bar\)/.*
.*\.ignore\.js

この [ignore] セクションは次のものを無視します。

  1. __tests__ という名前のディレクトリ内のファイルまたはディレクトリ
  2. .*/src/foo または .*/src/bar の下のファイルまたはディレクトリ
  3. 拡張子が .ignore.js で終わるファイル

正規表現には <PROJECT_ROOT> プレースホルダーを使用できます。実行時、Flow はプロジェクトのルートディレクトリの絶対パスであるかのようにプレースホルダーを扱います。これは絶対ではなく相対的な正規表現を記述するのに役立ちます。

たとえば、次のように記述できます。

[ignore]
<PROJECT_ROOT>/__tests__/.*

そのこれであれば、プロジェクトのルート内の __tests__/ という名前のディレクトリ内のファイルまたはディレクトリは無視されます。ただし、前の例の .*/__tests__/.* と異なり、src/__tests__/ などの他の __tests__/ という名前のディレクトリ内のファイルやディレクトリは無視されません。

除外

ディレクトリ内のすべてのファイルを無視する必要がある場合もあれば、ただし一部のファイルを除く場合もあります。パターンを否定するオプションプレフィックス「!」を使用すると役立ちます。これを使用すると、前のパターンで除外された一致するファイルは再びインクルードされます。

[ignore]
<PROJECT_ROOT>/node_modules/.*
!<PROJECT_ROOT>/node_modules/not-ignored-package-A/.*
!<PROJECT_ROOT>/node_modules/not-ignored-package-B/.*