Flowが64ビット版Windowsで正式に利用可能になったことを発表いたします! Flow v0.30.0以降、各リリースごとにWindowsバイナリを公開します。Windowsバイナリは、GitHubリリースページから.zipファイルで直接ダウンロードするか、flow-bin npmパッケージを使用してインストールできます。ぜひお試しいただき、発生した問題はご報告ください!

WindowsでFlowを動作させるのは容易ではありませんでしたが、Grégoire氏、Çagdas氏、Fabrice氏(OCamlPro所属)の尽力により実現しました。
Windowsでのはじめ方
Windowsでflow-binを使うには
JavaScriptプロジェクトでnpmを使用して依存関係を管理していますか? もしそうなら、Flowをインストールする最も簡単な方法はnpmを使うことです! 次のコマンドを実行してください。
> npm install --save-dev flow-bin
(注:Windowsでは、npm v2で作成される長いnode_modules
パスを避けるため、npm v3を使用することをお勧めします)
これにより、flow-bin npmパッケージがインストールされ、package.jsonに自動的に追加されます。 インストールが完了したら、Flowバイナリを使用する方法はいくつかあります。1つは、./node_modules/.bin/flow
を直接使用することです。たとえば、すべてのFlowプロジェクトでは、ルートディレクトリに.flowconfig
ファイルが必要です。 .flowconfig
がない場合は、PowerShellを使用して次のように作成できます。
> New-Item .flowconfig
または、./node_modules/.bin/flow
を使用して、flow init
コマンドを実行することもできます。
> ./node_modules/.bin/flow init
Flowを実行するもう1つの方法は、npmスクリプトを使用することです。 package.jsonファイルには、"scripts"
セクションがあります。おそらく次のようになります。
"scripts": {
"test": "make test"
}
スクリプトでflow
を参照することで、スクリプトからFlowバイナリを直接実行できます。 次のようにします。
"scripts": {
"test": "make test",
"flow_check": "flow check || exit 0"
}
そして、npm run
を使ってそのスクリプトを実行します。
> npm run flow_check
(注:スクリプトの|| exit 0
部分はオプションですが、スクリプトがゼロ以外の終了コードで終了した場合、npm run
はエラーメッセージを表示します)
また、グローバルにflow-bin
をインストールすることもできます。
> npm install --global flow-bin
flow.exeを使うには
v0.30.0以降のFlowのGitHubリリースごとに、zip形式のWindowsバイナリが提供されます。たとえば、v0.30.0リリースには、flow-win64-v0.30.0.zipが含まれています。これをダウンロードして解凍すると、flow.exe
を含むflow/
ディレクトリがあります。 flow.exe
はFlowバイナリなので、パスに配置すれば準備完了です。
> mkdir demo
> cd demo
> flow.exe init
> "/* @flow */ var x: number = true;" | Out-File -Encoding ascii test.js
> flow.exe check
test.js:1
1: /* @flow */ var x: number = true;
^^^^ boolean. This type is incompatible with
1: /* @flow */ var x: number = true;
^^^^^^ number